栃木県議会 2004-12-16 平成16年第278回(第4号)定例会-12月16日-03号
まず、貨物専用空港の誘致についてでありますが、国では、首都圏における将来の航空需要の増大に対応するため、平成十二年に首都圏第三空港調査検討会を設置し、公募により提案された十五の候補地などについて詳細な技術的検討を行ってまいりました。
まず、貨物専用空港の誘致についてでありますが、国では、首都圏における将来の航空需要の増大に対応するため、平成十二年に首都圏第三空港調査検討会を設置し、公募により提案された十五の候補地などについて詳細な技術的検討を行ってまいりました。
しかしながら、石原慎太郎氏が平成11年に東京都知事に就任以降、国の首都圏第三空港調査検討会においても、検討課題がいつの間にか羽田空港の再拡張に主眼が移り、昨年末には、ついに難航していた船舶関係者との調整がつき、B滑走路平行案とすることで新滑走路の位置が確定されたと報道されております。
そのような中、国においては昨年9月に首都圏第3空港調査検討会を設置し、平成13年度中に、候補地として提案された16カ所──その後1カ所取り下げがあり、現在15カ所でございますが、ちなみに県内では富津沖、九十九里沖、木更津沖等があります―─と、羽田再拡張案の中から複数候補地の選定を行うべく検討が重ねられております。
このため国においては、首都圏第三空港調査検討会を設置し、本県からは武田副知事が委員として参画して、調査検討が進められております。この検討会では、騒音や横田基地の空域などの問題から、新規の陸上空港の設置は不可能とし、羽田空港の再拡張と並行して、東京湾を中心とした海上候補地について検討を深めることとされたところでございます。
◯山内航空政策担当部長 首都圏新空港につきましては、現在、国の方で首都圏第三空港調査検討会を開きまして、その立地について検討が進められているところでございますので、東京都としては、現在のところ、その首都圏新空港の立地がどこであるというような確たるものを持っているわけではございません。
しかしながら、国は「海上を中心とした新たな拠点空港を建設する」ことを前提に、平成八年度から首都圏第三空港の立地に関し調査検討を進めており、今年度からは首都圏第三空港調査検討会において複数候補地の抽出とその比較検討に着手いたしております。
また、本年九月に開催されました首都圏第三空港調査検討会におきましても、国は国内線対応と述べているところであります。県といたしましては、国内航空需要の伸びが見込まれる中で、首都圏における空港整備は重要な課題であると考えておりますが、今後、国において、首都圏における新たな拠点空港に関し、その規模、機能等が明確にされた段階で県としての対応を検討していきたいと考えております。